これら守りのITが必須とされる中、盲点となるのは、そのシステムを利用するユーザー(人材)の育成です。
不況回避を人(社員)の視点で考えると、本来の業務(価値創造)と管理業務の優先順位付け、そしてそれらをきちんと行うタイムマネジメントがさらに重要になってきます。多くの社員が「管理業務」に注力してしまい、最も重要な仕事にエネルギーを注げなくなってしまうかもしれません。これでは、働けど働けど、頑張っても評価されない・・・という状況(ワーキング・プア)に陥ってしまいます。 |
| 2008年度は、内部統制対応、グリーンITといった、企業責任(やって当然)の取組みでがんじがらめになるのではなく、企業価値をさらに高めるということを考えなければなりません。システムの利用が当然となり、管理業務やルールも増えた、こうした中では、社員の情報活用力の向上が求められます。会社の中で、これまでと同じように仕事をこなすだけでは、なかなか業績が上がらない環境になってきたため、エネルギーを注ぐポイントを少し変えなければいけません。(どのように考え変えるべきか?については、次号でお話したいと思います。) |
| つまり+αで情報を活用できる人材がどれほど社内にいるのか?育成するのか?社員の情報活用力を高めるための人材育成の予算について考えているかどうかが2008年度のIT予算化のポイントだと思います。社員の情報活用力を高めなければワーキング・プアとコンプライアンス不況へのリスクヘッジができているとは言い難いでしょう。CIOという役割で、情報戦略を考える人材はもちろん重要ですが、2008年度の情報戦略を考える中、守りのIT(システム)から情報を引き出して、最大限の価値を創造できる「人材を育てる予算」も確保しておかなければいけないのではないかと思います。 |