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FLPパビリオン

セールスパーソンを取り巻くIT市場環境をニュースから読み解き、お客様への提案、商談現場で
役立つ情報としてお届けします。(週1回更新/全24回) ▼解説者プロフィール
 今月のテーマ「いよいよ内部統制元年!何が変わる?企業の情報システム」
 第13回 内部統制対応(1)−ITとの関わり
 第14回 内部統制対応(1)―IT活用の視点―
 第15回 
内部統制元年と企業の情報システムの役割(1)
 第16回 内部統制元年と企業の情報システムの役割(2)
ついに、内部統制元年スタートです。
各企業における2008年度のIT投資分野では、「内部統制関連」が引き続き盛んなようです。今月は、日本版SOX法施行により、企業の情報システムの何が変わるのか?IT活用の視点に何が求められるのか?という点を様々な情報から読み取りつつ、中堅・中小企業におけるIT活用のビジネスヒントを導き出します。
本コーナー でも、ワークフローの見直しや、自動化、統合認証基盤など、内部統制対応について、システム管理のポイントという視点でご紹介してまいりましたが、今号は、内部統制対応とITの関わり(役割)を内部統制視点で整理し、俯瞰してみます。

  ITが担う役割
真っ先に思い浮かぶのは、業務プロセスとリスク管理です。それらの中で必要となる記録や証拠開示のためのコンテンツ管理。それらすべてを支えるのがデータ管理であり、データ管理に求められるのが、データアクセスのための認証とセキュリティ管理でしょう。そして、内部統制を推進するにあたっての事業戦略の設定と評価管理が重要です。このほか、中堅・中小企業の取り組みで苦労していると耳にするのは、たとえば業務プロセスや文書管理のルールが変更したことを関係者に周知徹底する(または周知徹底したことを証明する)ための社内情報共有管理もITが担うことになると思います。内部統制対応の観点でIT活用の役割を見直すと、おおよそこのようになるのではないでしょうか。
内部統制対応とITの関わりという点で、中堅・中小企業に対しては、上場企業だけでないという対応の重要性を訴求する話題、情報が多くあります。「最低限」「まず初めに」といった考え方、どこからどこまでか?一番重要なことは?優先順位は?モレがあるとしたら?そのような視点が多いのですが、全体をとらえ、やらなければいけないことを先送りしないようにITの役割を踏まえた整理をして運用していかなければならないでしょう。
いろいろな情報がいきかっているといえば、先月、金融庁より「内部統制報告制度に関する11の誤解」などが公表されました。こうした資料が公表されたということは、私たちの周囲に、その"誤解"が本当にあるのかどうかは別として、少なくとも、金融庁が「市場に誤解が生じているな」と、感じていることは確かなようです。もしかすると、私のような立場の人間がその誤解を生んでいる当人と見られるのかもしれません。しかし、ビジネスでは先を読み、行動することが求められますから、"ここまででいい"というレベルのことをやっていても競争優位に立てません。取り組みのレベル設定や、優先順位付けなどの判断基準として、正しい情報を把握しつつ、競争優位に立つための施策に取り組む必要がありそうです。


森戸 裕一 (もりと・ゆういち)
ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役
中小・中堅企業を対象にITを活用した経営手法、企業戦略などを提唱する、コンサルティング事業を展開。マイクロソフト社をはじめとするIT企業、自治体などが主催する中小・中堅企業向けIT化支援セミナーの講師も数多く担当し、“ITで元気になるヒント”の数々を提案し続けている。

第12回までの記事一覧はこちら(2008年1月〜3月掲載)

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